HPz6200

解像度と印刷サイズの関係について徹底解説

解像度と印刷サイズ

出力センター 画像解像度と画素数、印刷サイズの関係とは?

画像解像度とピクセル数、そして印刷サイズの関係についてまとめました。A1サイズに300dpiで印刷するのに必要な画素数は?が、一目でわかる一覧表と、お手持ちのデジタル写真が72dpi,150dpi,200dpi,300dpiのそれぞれにて出力すると、印刷サイズは何センチ×何センチになるのか?を知ることができる無料ツールを公開しています。

他のネット印刷会社と、ネットでポップの違いは経験24年以上のベテランポストスクリプトオペレータが印刷機の性能を最大限に引き出して、写真プリントしていることです。

利用機器のスペック:

HP社製、グラフィックス最高峰機種
サーマルインクジェット方式, 8色フォトインク(顔料)
印刷解像度 最高 2,400×1,200dpi
Adobe PostScript 3

皆様の写真を可能な限り忠実に、そしてご想像通りに出力するためにこのページをまとめましたが、もし記述がわかりにくい時には、データを担当者にお見せいただけば、印刷可能サイズ、データの修正方法などをご案内します。お気軽にお問合せください。

解像度とは?ページ内の目次

  1. ファイルから解像度と印刷サイズを分析するツール
  2. 解像度と印刷サイズに関する基礎知識と用語
  3. 解像度の色々となぞ
    1. データ解像度(記録画素数)
    2. カメラセンサー解像度
    3. ディスプレイ解像度
    4. プリンター解像度
  4. 用紙サイズ毎で必要な画素数
    1. A規格、B規格の各サイズで印刷するために必要な画素数(解像度)
    2. 写真サイズで印刷するために必要な画素数(解像度)
  5. まとめ、難しく考えるのをやめるには?

ファイルから解像度と印刷サイズを分析するツール

この写真はどのくらいの大きさで印刷できますか? このファイルの解像度はいくつになっていますか? この写真はいつ撮影したものだったか? などをお調べして表示します。※人の利用を前提に公開しているのでプログラムからのアクセスはご遠慮ください。

[mycode file=”file_analyze.php”]

 

解像度と印刷サイズに関する基礎知識と用語

印刷までを一通り説明して、出てきた用語を解説します。

印刷・出力するという意味は、お客様がお送りくださったデジタルデータをインクとメディア(用紙)を使ってアナログ的に描画する事です。

RGBで表現されていた光の点(ピクセル)をインクの一滴に変換して、メディアの上に描画していきます。

ポスターの用紙サイズが大きいので、お客様の画像データの記録画素数(総画素数)も用紙に合わせて大きいなものが必要です。

画素数の多い画像データを用意するには、写真であれば、画素数の多いカメラセンサーを搭載した機器で撮影しなければなりません。
記録画素数が十分なデータを作って、お客様がパソコンやタブレットの画面で見ているときは、画面(ディスプレイ)の画素数の範囲内に限定されて見ています。記録画素数の大きいデータは、通常、ディスプレイ上では変換によって縮小された状態を見ていることになります。なので、画面で見たのと寸分違わず出力されるという訳ではありません。

画像データを印刷する際、光学機器で利用していたPPI(Pixels Per Inch)は、DPI(Dots Per Inch)という単位に置き換えられます。
DPIとは印刷解像度の事であり、ドットの最小印字間隔を意味します。

しかし、印刷機のドット間隔が狭かったとしても、紙にインクが乗った際に隣のドットと重なってしまいます。用紙とインクの相性が悪ければ、にじんだようなポスターになってしまいます。印刷機の解像度のカタログ値は、1インチ当たりにヘッドが何コマ移動できるかを表しており、インチあたりに塗り分けられる点の数とは等しくならないのが普通です。
プリンターは用紙を送り出して印刷しますが、用紙送りで摩擦や軸ズレなどが多少あるので、狙った箇所に正確に噴霧させるのは非常に高い技術が必要で、機種によって異なります。もちろん軸合わせのメンテナンスも必須です。
なので、データ解像度が高ければ、写真細部の詳細が鮮明になるという事にはなりません。
ネットでポップで利用しているHP社製グラフィックスの最高峰機種では、ドットそれ自体の階調表現性が高く、インクの粒子自体が超微細なこと、緻密な用紙送りコントロールができること、相性の良いフォト光沢紙をメディアに選択することで、写真を忠実に表現できます。
よって、お客様の方でご用意いただくデータの画像解像度は、150~300ppiあれば十分です。
※それ以上あっても処理上間引きされてしまうし、同じ個所への重ね塗りが発生したりと、印刷後に良い結果は現れません。

Output Device Optimum Acceptable Resolution Desktop color inkjet printers 300 ppi 180 ppi Large-format inkjet printers 150 ppi 120 ppi Professional photo lab printers 300 ppi 200 ppi Desktop laser printers (black and white) 170 ppi 100 ppi Magazine quality — offset press 300 ppi 225 ppi Screen images (Web, slide shows, video) 72 ppi 72 ppi

  • 解像度
    「解像度」とは、単位・長さ当たりに、どれだけ多くの白黒が再現できるか?を示す値のこと 1インチに9入れれば、9ppi 1インチに18入れれば、18ppi 記録画素数が54ピクセルの画像データでが、あれば、こういうことになります。
  • 印刷サイズ
    デジタルデータを出力した後に描画されたアナログメディア上での寸法
  • 出力
    デジタルデータからアナログメディアである紙などの上に印刷すること
  • RGB
    赤Red 緑Green 青Bulue の3つの原色を混ぜて色を表現する方法
  • 記録画素数
    横方向のピクセル数×縦方向のピクセル数=総画素数(記録画素数)
  • カメラセンサー(CCD, CMOS)
    デジタルカメラには、光とRGBの光度を感知する半導体(撮像素子)
  • フォトショップ
    アドビ社が提供する画像データ加工の定番アプリ
  • ピクセル=画素
    ピクセルは“画素”のこと。 小さな正方形に見える■のこと。(目に見える最小単位) 光で表現する機器(スクリーン・モニター)が描く光の一点。コンピュータ・アプリケーションが作る原稿で表現する光の一点。 1画素=1ピクセル 100万は1M(メガ)と表せるため、100万画素を1MPixと表記 
  • 光学機器
    光の作用や性質を利用した機器
  • ディスプレイ解像度
    ディスプレイ(画面)が表示することのできる横ピクセル数×縦ピクセル数。ディスプレイの総画素数のこと。どのディスプレイをお使いかによって、ppi は決まります。
  • PPI
    pixels per inchの略 1インチあたりのピクセル数 1インチの線上にいくつのピクセルを用意してデータを保存しているか。値が大きければ大きいほど、よりきめが細かく表現されている。 データ解像度
  • DPI
    プリンターで印刷する際に、イメージをどの解像度で表現しているか?
  • ドット
    印刷する機器(プリンター)が描くインクの一滴。ドットとはインクの一滴のこと。印刷された写真を虫眼鏡などで見ると見えるかもしれないインクの一滴。(最小の一滴)と理解されるべきところ、実際には、印刷機器のヘッドがどれだけ微細に稼働できるかを表している数値。解像度が大きくなればなるほど微細に移動できることを意味する。
  • 画像データ、画像ファイル
    ピクセル情報、ビットマップ情報の保存されたファイル。データはファイルという容器に入って保存されているので、画像データといっても画像ファイルといっても良い。
  • データ解像度(記録解像度、総画素数)
    解像度はビットマップ画像の細部の細かさであり、ピクセル/インチ(ppi)で表現されます。 1インチあたりのピクセル数が多いほど、解像度が高くなります。
  • 画像解像度
  • サンプリング、サンプル
    サンプリング(sampling=標本化)とは、センサーが感知した光をデジタルデータ化して保存すること。一つの最小単位はピクセルになる。
  • リサンプリング、最サンプル
    リサンプリング(resampling=再標本化)とは、デジタル画像を拡大・縮小する際に、ドットとドットの間の補間方法を選択して、滑らかな画像に変換することを意味します。

解像度とは?ページ内 目次へ

解像度の色々となぞ

データ解像度から始まって、カメラの解像度、ディスレイモニターの解像度、プリンターの解像度などなどと画素数についての説明。

 

データ解像度(記録画素数)

データファイル内に存在するピクセルの総数を表します。データ画素数、記録画素数、総記録画素数などと呼ばれています。

さて、写真を大きく印刷したい! と思っていただけると、ポスター印刷屋としてはとても嬉しいです。 今お手持ちの撮影済み写真を大きく印刷することは可能なのでしょうか? また、どのくらい大きく出力できるのでしょうか? まずは、下記のツールでファイルを調査してください。アドビ・フォトショップをお使いのお客様は、フォトショップでファイルを開いて確認できます。

下記のツールからファイルを送信すると、そのファイルのデータ画素数、縦横ピクセル数、それぞれの解像度毎の印刷サイズを解析して数値を表示します。
ファイルから解像度と印刷サイズを分析するツール
[mycode file=”file_analyze.php”]
上記のツールで表示した結果は、「拡大・縮小のどちらもしない(再サンプルしない)」で解像度だけを変更して得られる印刷サイズです。

ツールの結果を見ていただき、@300dpi での印刷サイズと@150dpiでの印刷サイズに違いがあることに留意してください。
※150dpiは、標準写真品質基準を満たしています。写真の撮影技術が高ければ、300dpiにした方が高品質になることがあります。

リサンプリングをせずに、アプリ・ソフトウェア上で解像度を下げる(数値を小さくする)と印刷サイズを大きくできます。

まずは、画像をご覧ください。

上図では例として、20 ppi のデータを 10 ppi に、解像度を下げると何が起きるかを図に表したものです。

「1インチ 当たり、20のピクセルを並べる」 > 「1インチ 当たり、10のピクセルを並べる」

という設定に変更しました。

一つのピクセルはより大きな面積を塗りつぶすので、画面上で四角いマス目が見えてきてしまうかもしれません。

では逆に、リサンプリングをせずに、解像度の値を上げると何がおきるのでしょうか?

次の、画像をご覧ください。

1インチに10ピクセルを並べていたところ、20ピクセルを並べるように変更する場合では、1ピクセルはより小さな面積をカバーするため、印刷サイズは小さくなります。

このようにアプリ・ソフトウェア上でリサンプリングをせずにPPIを変更すると、印刷サイズを大きくしたり、小さくしたりすることができます。

解像度の設定とは、1インチにいくつのピクセルを並べるか? という値の設定です。

このことを言い換えると、

  • 単位面積あたりの精密度を変える
  • 1ピクセルの寸法を変える

という事になります。

では、以前に撮影した写真が手元にあるとして、記録画素数が小さい写真を、できるだけ大きく、きれいに印刷したい場合はどうすれば良いのでしょうか?

フォトショップなどの写真加工ソフトを利用して、再サンプル(リサンプリング)して総画素数を増やすことで拡大することができます。

リサンプリングをした場合、足りない場所をアルゴリズムを利用して計算した色で、塗り足して滑らかに見せるように変更したり、逆に余分なピクセル間引くように計算して変更しているので、総ピクセル数が変更になります。その結果、ファイル容量も大きくなったり、小さくなったりします。

補完方式は世の中にいくつかあり、拡大か縮小かの別、シャープにするかスムースにするかによって適切なアルゴリズムを選択してください。

フォトショップではこの補完方法に、下記のようなものを提供しています。

ニアレストネイバー法
高速ですが精度の低い方法です。画像内のピクセルを複製します。この方式は、アンチエイリアスされていないエッジのあるイラストにおいて、鮮明な線を保持し、ファイルサイズを小さくする場合に使用します。ただしこの方法では、画像を変形したり、拡大縮小したり、1 つの選択範囲に対して複数の処理を実行すると、修正部分がギザギザになる可能性があります。

バイリニア法
周辺のピクセルのカラー値を平均してピクセルを追加する方式です。標準的な画質が得られます。

バイキュービック法
周辺ピクセルの値の調査に基づく、低速ながらより精度の高い方式です。より複雑な計算を使用するため、「バイキュービック法」は「ニアレストネイバー法」や「バイリニア法」よりも色調のグラデーションが滑らかになります。

バイキュービック法(滑らか)
画像を拡大するための優れた方式です。バイキュービック法の補間に基づいていますが、より滑らかな結果が得られます。

バイキュービック法(シャープ)
画像を縮小するための優れた方式です。バイキュービック法の補間に基づき、シャープ化を強化します。この方法では、再サンプルされた画像でもディテールが保持されます。「バイキュービックシャープ」で画像の一部がシャープになりすぎる場合は、「バイキュービック法」を使用してみてください。

アドビ社再サンプル解説ページより

フォトショプで、適切なアルゴリズムを利用して再サンプルを実行すると、ある程度拡大してもきれいに印刷することが可能です。

しかし、残念ながら元の写真を同じ情報をもとに拡大描画できた訳ではありません。 それは「画像データの持つ絶対的な画素数」を調整できるわけではないからです。 別の言い方にすると、 過去の撮影した「あの時点」の情報を、後から増やすことはできない。 (タイムマシンでその時点に戻り、より解像度の高いカメラで撮影しなおすならできますが・・・。) 画像全体の総画素数は「ピクセル」数は、撮影後では加工なしに変えることができません。

フォトショップの再サンプルアルゴリズムは非常に優秀で、人の目から見ると、再サンプルされたことにも気づかない程なので凄いのです。

再サンプルの考え方

上記の図を説明すると、1㎜×1㎜に一つのピクセルを配置していたところ、2㎜×2㎜に拡大する。(4倍に拡大)
4つのマスを塗りつぶすための元情報は、1ピクセル分の色情報しかありません。(3つのマスは何色で塗るべきなのか?) そこで、持っているピクセルの色情報と周囲のピクセル情報と比較し、アプリが計算から求めた情報で、3つのピクセルを適切と思われる色で埋めていきます。※実際のアルゴリズムは当然ですがもっと精巧です。

解像度が足りるか、足りないかの問題となるのは「写真」です。 したがって画像の解像度を上げ、高品質な印刷物を作成するためには、最初から高解像度な画素数の多い画像を制作することが必要です。

写真を撮影したカメラの性能とカメラマンの腕によって、出力する写真の品質が決まってきますが、そもそもデータ解像度が足りないカメラで撮影した写真は、大きく拡大して印刷することは難しいといえます。

高品質な写真を大きく印刷するには、印刷サイズなりのカメラを利用し、上手く撮影していただくことが不可欠です。 では、高画質で写真を大きく印刷するにはどうすれば良いのでしょうか?

次章ではA1サイズに写真を印刷するのに適切なカメラは何なのか?という解を導き出す方法について書きます。

実際には、元のデータを利用して、新しく絵(写真だった)を描いていると理解されるべきで、本当に写真と言えるのか? という疑問は浮上してきます。

これは筆者が疑問に持っていることで、全くの余談です・・。
ある写真を撮影したとして、
いるはずのなかった人を後から写真に追加すると、ディープフェイクと言われます。
でも、記録しなかった色情報を後から追加しても、本物の写真であるのか? という疑問です。本当の写真とは例えば証拠能力のある写真という事ですが・・・。

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カメラ解像度とCCD/CMOSセンサー

A1サイズ程度の大判ポスターに、写真を一杯に印刷しよう!というテーマです。カメラの性能であるメガピクセル(画素数)と印刷サイズの関係にいて書き、必要解像度表を掲載します。この表ではカメラセンサーの画素数(ピクセル数)によって、どのくらい大きなポスターにできるのかを大まかに示しています。つまりは使ったカメラの性能で、再サンプリングをせずに印刷できるサイズが決まっているということです。

12メガピクセルなどの様に、メガピクセルは聞きなれた言葉となっています。しかし、その数字が撮影・印刷できる品質を決めるかというと、それは違うといわざるを得ません。

センサーサイズに加えて、解像度がないと、大判印刷で高品質なポスターは作成できません。カメラに搭載されているセンサーの大きさはカメラによって違います。下記の図はカメラに搭載されているセンサーの大きさの違いを図で対比する目的で作成しました。

iPhone 11 と フルサイズ一眼レフ のカメラに搭載されているセンサーの大きさイメージ。

スマホiPhone11のセンサーサイズ
スマホiPhone11のセンサーサイズ

フルサイズ一眼レフのセンサーサイズ
フルサイズ一眼レフのセンサーサイズ

センサーの大きさがこれほどまでに違います。このセンサーを画素数で分割します。ですので、フルサイズのセンサー、12MPのカメラは、上記の水色の部分を12,000,000のセグメントに分割します。正直なところ想像もできない世界です。
センサーの大きさが違うと、センサーが察知できる光の量が変わってきます。

センサーは、ひとセグメント毎に光を感知して、RGBデータに変換し1ピクセルのデータとして保存します。

繰り返しになりますが、センサーサイズ(面積)が大きいと取り込める光量が多くなるので、情報がより正確になり撮影時点での高画質化につながります。

記録画素数が大きいほど、大きく印刷することができるので、記録画素数の大きなカメラが欲しくなります。
カメラのことは専門外ですが、良い写真を撮影・印刷するには、画素数もさることながら、CCD/CMOSセンサーのサイズが重要です。画素数が多くても小さなセンサー(光を読み取る半導体)では取り込める光が少なく、印刷時の鮮やかな発色にはつながらない。という事です。画像センサーのサイズについては専門外なので、参照したサイトをご紹介します。画像(イメージ)センサー・(CCD・CMOS)の大きさ比較

同じ記録画素数を誇るスマホがあったとしても、センサーそのものの面積が小さいために、1ピクセルあたりのセンサー面積が小さく、取り込む光量が少なく、画質は高画質とは言えません。

そして、最後に、写真の品質を決めるのは何といってもカメラマンの腕です。アングル、タイミング、光の取り込み方などのバランス感覚が必要だと思われます。

話が少しずれてしまったので、印刷屋として言える話題に話を戻します。

下記の表は何メガピクセルカメラという表示がされた時、その標準的な画素数を示し、そのカメラで撮影するとどのぐらいの印刷サイズが得られるか?を表にしたものです。上記でご説明した通り、リサンプリングをせずに解像度に小さい値を設定すると、印刷サイズは大きくなります。

乱暴な言い方になってしまいますが、よくご質問のあることなのであえて平たく表現すると、A1,A0判に印刷する場合には、2000~2400万画素の(20MP ~ 24MP)のデータ画素数(記録画素数)が必要です。150-200dpiで印刷すれば、A1,A0の写真を美しく仕上げることができます。印刷のインクドットを視認することは、ほぼ不可能です。それを加味して下記の表をご活用ください。

典型的センサー解像度と印刷サイズ
カメラ・センサー
縦横ピクセル数
画素数
最高品質 @ 300 ppi 高品質 @ 200 ppi 標準 @ 150 ppi 画面/特大ポスター
@ 72 ppi
3MP カメラ
2048×1536
3145728画素
17.3×13.0 cm 26.0×19.5 cm 34.7×26.0 cm 72.2×54.2 cm
4MP カメラ
2464×1632
4021248画素
20.9×13.8 cm 31.3×20.7 cm 41.7×27.6 cm 86.9×57.6 cm
6MP カメラ
3008×2000
6016000画素
25.5×16.9 cm 38.2×25.4 cm 50.9×33.9 cm 106.1×70.6 cm
8MP カメラ
3164×2448
7745472画素
26.8×20.7 cm 40.2×31.1 cm 53.6×41.5 cm 111.6×86.4 cm
10MP カメラ
3872×2592
10036224画素
32.8×21.9 cm 49.2×32.9 cm 65.6×43.9 cm 136.6×91.4 cm
12MP カメラ
4290×2800
12012000画素
36.3×23.7 cm 54.5×35.6 cm 72.6×47.4 cm 151.3×98.8 cm
16MP カメラ
4920×3264
16058880画素
41.7×27.6 cm 62.5×41.5 cm 83.3×55.3 cm 173.6×115.1 cm
35 mm Filmカメラ(Scanned)
5380×3620
19475600画素
45.6×30.6 cm 68.3×46.0 cm 91.1×61.3 cm 189.8×127.7 cm
36MP カメラ
7360×4912
36152320画素
62.3×41.6 cm 93.5×62.4 cm 124.6×83.2 cm 259.6×173.3 cm
42MP カメラ
7952×5304
42177408画素
67.3×44.9 cm 101.0×67.4 cm 134.7×89.8 cm 280.5×187.1 cm
50MP カメラ
8688×5792
50320896画素
73.6×49.0 cm 110.3×73.6 cm 147.1×98.1 cm 306.5×204.3 cm

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ディスプレイ解像度

ディスプレイの解像度

ディスプレイの画素数 解像度
1920 x 1080 207 万画素 フルHVテレビ(16:9)
iPhone 6Plus系 246 万画素 1920 x 1280

モニターの画面解像度は、表示できるピクセル数を表します。たとえば、画面解像度が 640 x 480 ピクセルのモニターには、幅方向に 640 ピクセル、高さ方向に 480 ピクセルが表示されます。ディスプレイによって使用できる画面解像度は複数あり、通常、モニター画面の物理サイズによって使用可能な解像度が決まります。たとえば、大きなモニターは一般に小さなモニターよりもピクセル数が多いので解像度は高くなります。

しかし、スマホやタブレットの方が当然目からの距離が近いので、解像度を高くしないと画面が粗く見えてしまいます。このため大型の高解像度ディスプレイでも、スマホやタブレットと解像度が同じ程度になっています。

どんな高性能なディスプレイ(画面)で表示するにせよ、画素数の多い写真データは、そのまますべてのピクセルを画面上に配置していくことはできません。なので画素数の少ないディスプレイに表示するため、1ピクセルのモニター画素に変換するための縮小、間引き処理が施されて、表示しています。

お使いのモニタの解像度を調べるには、Windows スタート/コントロールパネル/ディスプレイ/設定の順に選択します。 macOS の場合は、システム環境設定/ディスプレイの順に選択し、「解像度」リストを調べます。

ディスプレイの解像度に関する性能は、特に印刷品質に影響を及ぼすものではありませんが、ディスプレイで見たとおりに印刷されない理由の一つとなっています。

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プリンター解像度

プリンター解像度というと、dpi(ドット・パー・インチ)の単位が利用されます。文字通り1インチにいくつの点(ドット)が配置されるかを表す単位です。

ここで問題なのは、PPI=DPI とはならないことです。

印刷する場合には、ヘッドから噴霧されるインクの1滴がどれだけ微細なものであるか?という性能があります。同じプリンタでもことなるインクを利用すればインクの粒子の細かさが異なるため、同じ結果にはなりません。

さらに言うと、印刷に利用しているメディア(用紙)によって、ニジミの特性が違います。用紙とインクの相性が重要となってくるわけです。

一方で、出力機器のカタログ値では、インクの1滴を並べて配置していくと重なってしまう場合でも、ヘッドの動く幅に合わせて、dpiを表記しています。

そのためカタログのdpi値は、ドットが重なり合わないないよう配置できる最小間隔とは一致しないのです。

細かい表現を実現しようとして1440dpiのデータを用意しても意味のない結果となります。インクのニジミ特性はたはインクの粒子の性能を超えて、同じところに何度も塗りこむと、印刷画像はむしろ劣化してしまいます。

PPIからDPIに換算する際には誤差拡散法が用いられるので、おおざっぱに3分の1程度のDPIになるといえます。より詳しく知りたい方は(参考:フルカラー印刷に必要な画素サイズ)に詳細がかかれていますのでご参考ください。

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用紙サイズ毎で必要な画素数

このセクションでは、理屈抜きにして、デザイナー様、フォトグラファー様にどのようなデータをご用意いただきたいのか?について書きます。画像データは150dpi~300dpiまでにて作成してください。下表から出力サイズ(縦罫)と照らし合わせて、解像度が足りているか、ご確認ください。

A規格,B規格の各サイズで印刷するために必要な画素数(解像度)

※150dpiは印刷物に描画される標準写真品質を満たしています。

A規格,B規格の各サイズで印刷するために必要な画素数(解像度)
印刷サイズ(A,B規格)と必要解像度 最高品質
@300dpi
高品質
@200dpi
標準写真品質
@150dpi
画面/ポスター
@72dpi
A3
29.7×42(cm)
3508×4961 pixel
17MPカメラ
2339×3307 pixel
8MPカメラ
1754×2480 pixel
4MPカメラ
842×1191 pixel
1MPカメラ
A2
42×59.4(cm)
4961×7016 pixel
35MPカメラ
3307×4677 pixel
15MPカメラ
2480×3508 pixel
9MPカメラ
1191×1684 pixel
2MPカメラ
A1
59.4×84.1(cm)
7016×9933 pixel
70MPカメラ
4677×6622 pixel
31MPカメラ
3508×4967 pixel
17MPカメラ
1684×2384 pixel
4MPカメラ
A0
84.1×118.9(cm)
9933×14043 pixel
139MPカメラ
6622×9362 pixel
62MPカメラ
4967×7022 pixel
35MPカメラ
2384×3370 pixel
8MPカメラ
B3
36.4×51.5(cm)
4299×6083 pixel
26MPカメラ
2866×4055 pixel
12MPカメラ
2150×3041 pixel
7MPカメラ
1032×1460 pixel
2MPカメラ
B2
51.5×72.8(cm)
6083×8598 pixel
52MPカメラ
4055×5732 pixel
23MPカメラ
3041×4299 pixel
13MPカメラ
1460×2064 pixel
3MPカメラ
B1
72.8×103(cm)
8598×12165 pixel
105MPカメラ
5732×8110 pixel
46MPカメラ
4299×6083 pixel
26MPカメラ
2064×2920 pixel
6MPカメラ
B0
103×145.6(cm)
12165×17197 pixel
209MPカメラ
8110×11465 pixel
93MPカメラ
6083×8598 pixel
52MPカメラ
2920×4127 pixel
12MPカメラ

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写真サイズで印刷するために必要な画素数(解像度)

※150dpiは印刷物に描画される標準写真品質を満たしています。

写真サイズで印刷するために必要な画素数(解像度)
印刷サイズ(写真サイズ)と必要解像度 最高品質
@300dpi
高品質
@200dpi
標準写真品質
@150dpi
画面/ポスター
@72dpi
6切
20.3×25.4(cm)
2398×3000 pixel
7MPカメラ
1598×2000 pixel
3MPカメラ
1199×1500 pixel
2MPカメラ
575×720 pixel
0MPカメラ
W6切
20.3×30.5(cm)
2398×3602 pixel
9MPカメラ
1598×2402 pixel
4MPカメラ
1199×1801 pixel
2MPカメラ
575×865 pixel
0MPカメラ
4切
25.4×30.5(cm)
3000×3602 pixel
11MPカメラ
2000×2402 pixel
5MPカメラ
1500×1801 pixel
3MPカメラ
720×865 pixel
1MPカメラ
W4切
25.4×36.5(cm)
3000×4311 pixel
13MPカメラ
2000×2874 pixel
6MPカメラ
1500×2156 pixel
3MPカメラ
720×1035 pixel
1MPカメラ
A3ノビ
32.9×48.3(cm)
3886×5705 pixel
22MPカメラ
2591×3803 pixel
10MPカメラ
1943×2852 pixel
6MPカメラ
933×1369 pixel
1MPカメラ
半切(はんせつ)
35.6×43.2(cm)
4205×5102 pixel
21MPカメラ
2803×3402 pixel
10MPカメラ
2102×2551 pixel
5MPカメラ
1009×1225 pixel
1MPカメラ
全紙(全紙)
45.7×56(cm)
5398×6614 pixel
36MPカメラ
3598×4409 pixel
16MPカメラ
2699×3307 pixel
9MPカメラ
1295×1587 pixel
2MPカメラ
大全紙
50.8×61(cm)
6000×7205 pixel
43MPカメラ
4000×4803 pixel
19MPカメラ
3000×3602 pixel
11MPカメラ
1440×1729 pixel
2MPカメラ
全倍
60×90(cm)
7087×10630 pixel
75MPカメラ
4724×7087 pixel
33MPカメラ
3543×5315 pixel
19MPカメラ
1701×2551 pixel
4MPカメラ

※カメラによって縦横比が異なります。縦横いずれかのピクセル数が足りない場合、一つサイズを落としてトリムするか、そのままのサイズで印刷し余白部分をカットするかなどの編集が必要になります。

解像度とは?ページ内 目次へ

まとめ、難しく考えるのをやめるには?

原稿を作成する際、書類設定にて印刷予定サイズに十分な総ピクセル数と、150~300の解像度(pixels/inch)を与えてスタートする。

写真がある場合、印刷予定サイズに十分な総ピクセル数を持つカメラで撮影する。

DPIの数字は画質や品質を決める要素の一つにすぎず、印刷物の画像の鮮やかさや品質を計ることはできません。

まとめ:デジタル画像を紙などのアナログメディア表面に描画する際に出てくる数々の数値や注意点は、印刷屋の仕事の範疇のものばかりです。お客様、カメラマン、デザイナー様には関係ないと思っていただいて構いません!ネットでポップにぜひお任せください。

余談:リサンプリングとカメラ内蔵のフィルタ機能、また最近では膨大なデータをAIを利用して解析し、人が見て自然に見えるように写真毎に補完する方法が開発されています。ぼけた写真に写っている車のナンバープレートが読めるようにはならないと思いますが・・・。なったとしても推測の域を超えないので、写真とは何なのだろうか?という新たな疑問を最近持ち始めています。

デジタルカメラ、と言った時点で、RGBデータは推測値になってしまっています。すると、ここでは機械がアルゴリズムを利用した推測値を利用して記録していることになります。

iPhone での写真はきれい、高品質 と言われますが、実際に同時に撮影した複数枚の写真を比較してアルゴリズム的にきれいに見えるように加工して保存しています。

そうなってくると、写真は人の目に映る現実を映し出していない?のか? ディープフェイクは人の意思か介入して加工されているが、アルゴリズム的に加工することはフェイクにはならないのか?という疑問です。

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参考文献
リサンプリングについて、高度な切り抜き、サイズ変更、再サンプル アドビ社
画像(イメージ)センサー・(CCD・CMOS)の大きさ比較
フルカラー印刷に必要な画素サイズ(解像度)
HP DesignJet z6200 プリンター 製品詳細

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ポスター印刷と写真パネル作成の出力センター ネットでポップ

 

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「解像度と印刷サイズの関係について徹底解説」への1件のフィードバック

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